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ちまき 6月の節句にお嫁さんの手みやげとして作られました。本結び、片結びと縛り方もいろいろあって、ゆでたときはみ出さないように米をうまくつめると、もちっとして粘りのあるおいしいちまきが出来上がります。
材 料
  • 笹、スゲ
  • もち米

{ 素材辞典:スゲ

道具や素材のアドバイス

笹の大きさはちまきの大きさに影響します。少し大きめのほうが作りやすい。スゲが手に入らなければ、イグサでもよい。


作り方

  1. 洗ったもち米の水気をきっておきます。
  2. 笹は柄の部分がとがって堅いので少し深めに切って、一個につき二枚用意します。
  3. 一枚目の笹を葉の裏を内側にして柄の方からくるっとまき、三角の袋を作り、中に米をスプーンなどで入れて箸でつついて詰めます。
  4. 二枚目のささをかぶせ、両脇を内側に折り込んでスゲでしばってから5つづつ束ねます。
  5. 一晩水につけてから塩水で約30分茹でて風通しのよいところにつるします。
  6. きなこに砂糖を混ぜて添えます。


だってね〜
 最近はスゲで作る人が少なくなりました。わざわざ用意するスゲよりも、作りやすく手に入りやすいイグサ(タタミ屋さんで分けてもらう)が一般的になったからです。スゲは裂いて使う煩わしさもあります。
  自家用にはもっと簡単にナイロンのひもで作る人もいます。写真はスゲで作っています。持った感じが素朴で、食べるとき引っ張ればすぐに切れるので食べやすく昔ながらの雰囲気があります。
ちまきの結び方には大体2種類。片結び(写真左)と、本結び(写真右)があります。

DATA : 2004年6月新井市楡島にて取材。
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